「また返済日だ…もうお金がない。」と抜き差しならない状況に追い込まれていませんか?
キャッシングやカードローンの返済日が過ぎても支払いをしないと、取り立ての電話が来たり、督促の郵便が送られてきます。
それでも支払いをしないで放っておくと、いったいどうなるのでしょう。
1.借金の滞納期間で消費者金融の対応も変わる
借金の返済日を過ぎても支払わず滞納を続けた場合、いきなりヤクザ風の怖いお兄さんが自宅まで来て、朝も夜も怒鳴りつけてくる?そんなことはありません、それは違法な闇金の話です。
以下は、一般的な消費者金融の顧客対応マニュアルです。
- 電話で遅延の連絡
- 督促のハガキを郵送
- 取り立て担当の男性社員が催促の電話
- 取り立て担当の男性社員が自宅に訪問
- 訴訟を起こし、「給与差押え」か「全額返金一括請求」
1-1.電話で遅延の連絡
まず始めに、借金返済日に支払いしないと、優しい女性社員が「ご入金が確認できないようですが…」と電話が来ます。だいたいの人はこの時点で支払いに応じるようです。
カードローンなどの借り入れの際に記入した携帯番号に連絡が来るので、急に自宅や職場に連絡されることもなく、「早く払え」なんてことも言いません。
1-2.督促のハガキを郵送
電話連絡に出なかったり、連絡後3日しても入金が確認されない場合、自宅に督促のハガキと遅延金を含めた返済額の明細書が送られてきます。
内容は携帯料金や税金の督促状とほとんど一緒で、闇金のような脅迫的な文面は一切ありません。封筒には借金の督促とわかるような社名の記載はなく、担当者の個人名が書かれています。
1-3.取り立て担当の男性社員が催促の電話
それでも支払いを拒んだり、無視していると、取り立て担当の男性社員から電話が来ます。とても紳士的に「返済日が過ぎていますので、なるべく早くお支払いをお願いします」といった口調です。
1-4.取り立て担当の男性社員が自宅に訪問
その後1ヶ月しても進展がないと、取り立て担当の男性社員が自宅までやってきます。そこで「今後、返済期日を守りきちんと支払います」という誓約書にサインとハンコ、次に「毎月〇円なら払えます」という返済計画書を作成します。
ここでも怖い言葉で脅されたり、暴力を振るわれるなんてことはありません。貸金業規制法で「20時以降の取り立ては禁止」していて、基本的に訪問するのは一人暮らしの家のみです。家族と同居の人や職場には来ません。
1-5.訴訟を起こし、「給与差押え」か「全額返金一括請求」
滞納してから2~3ヶ月しても支払わないと、裁判所へ訴えを起こされます。この場合、借りた人の状況で「給与の差押え」か「全額返金一括請求」の2つケースに分かれます。
- 給与の差押え:滞納額が多く、収入も多い人
- 全額返金一括請求:収入が少なく、返済が難しい人
「給与の差押え」は手取りの4分の1を差し押さえることができます。手取り20万円なら5万円が差押えになります。職場にも借金のことがバレてしまうので、実際は給与差押えの前にほぼ全員の人が支払います。
「全額返金一括請求」は滞納している金額を一括で払わなければなりません。しかし、お金が無くて滞納したのに一括払いはできるはずもないので、弁護士を通して分割払いの交渉になります。
2.払えない借金を解決する方法を考える
お金が無いからと言って、借金の返済を滞納し続けても何の問題解決にはならないことがお分かりいただけたでしょうか?では、本当の借金解決の方法を考えてみましょう。
2-1.他社や闇金からの借り入れで返済日をしのぐ
長い間借金生活を続けていると、借金を返すことより返済日をどう乗り切るかという考えになってしまいます。これが借金生活から抜け出せない大きな理由です。
冷静に考えれば誰もがわかっていることですが、実際には精神的にも肉体的にも追い詰められ正常な判断を失います。
しかし、他社や闇金からキャッシングやカードローンで借り入れは、借金解決とは真逆の行為であることを再認識してください。
2-2.夜逃げでリセット
映画、ドラマ、漫画などで広く知られる夜逃げですが、本当に逃げ切れるのでしょうか?私の答えは、逃げ切っても、その後の人生は地獄です。
世の中には夜逃げ専門の業者もありますが、夜逃げ業者が消費者金融や闇金業者と共謀しているケースもあります。また、これだけの情報化社会の中で探せない人間はいないという探偵も存在します。
当然バレないようにするには、住民票の移動もできません。そうなると正式な職には就けず、明日どうなるかわからない日雇い労働で過ごすか、ホームレスになり食事配給の列に並ぶことになります。
結果、年金を受け取ることもできず、健康保険も適用されません。
逃げ切ることは難しい上に、もしも夜逃げに成功しても、その逃亡生活は常に怯えた状態で、安眠安息はなく、精神崩壊にいたる悲惨な物です。
2-3.親、兄弟、知人からお金を借りる
親族、友人知人からお金を借りることができるなら、必ずお願いしてみてください。
親や兄弟には絶対に知られたくない人もいるでしょう。相談したことで関係が崩れるかもしれません。
それでも身近にお金を借りることができる人物がいるなら借金解決に最善の方法になるでしょう。
あなたを救うためにお金を貸してくれる人物なら、利子は無いですし返済期限も大目にみてくれます。あなたの信用情報に傷がつくこともありません。
ただし、返済日をしのぐために借りるのではありません。借金を根絶するための借金です。
「返済分の数万円を借りて返済できても、また次の返済日はどうしよう…」これでは何の解決にもなりませんよね。絶対にしてはいけません。
100万円貸してもらえそうでも、借金が残ってしまうなら借りないでください。身内や知人からは「借金を全額返済できる金額」を借りられなければダメなんです。
しかし、このページを読んでいる方は「そんな大金を貸してくれる人は周りにいない」という方がほとんどですよね。
2-4.弁護士に債務整理を無料相談する
頼る人がいない、相談相手がいない方には、弁護士に債務整理を無料相談するのが借金解決に一番効果的で一番の近道になります。
なぜなら、債務整理はあなたを借金の苦しみから解放する法律で認められた救済措置だからです。
借金問題は民事事件であり、専門家は弁護士です。警察や国に相談しても、そもそも管轄が違うので相手にしてくれません。
- 民事事件:普段の生活の中で起こるトラブルやもめ事で借金問題を含む。弁護士がスペシャリスト。
- 刑事事件:詐欺、傷害、窃盗などの犯罪で、警察がスペシャリスト
もしも、あなたが「人生をやり直して、まっとうな暮らしを送りたい」と考えているのであれば、目の前の借金から逃げているだけではいけません。今では弁護士に無料で相談できるのが当たり前になっています。
- 過払い金返還請求:払い過ぎていたあなたのお金を取り戻す
- 任意整理:これから支払っていく利息(将来利息)をカットし、借金そのもの(元本)を3~5年で返済する
- 個人再生:将来利息のカットに加え、借金元本を5分の1程度まで減額し、残った元本を3~5年で返済する
- 自己破産:借金をすべて帳消しにする。その代わり、財産のほとんどは処分される
あなたが債務整理でしなければならないことは、弁護士に相談することのみです。新しいことへの挑戦に対しての恐怖や不安は誰にでもありますが、債務整理は勇気さえあれば難しいことではありません。
3.まとめ
- 借金の催促、取り立てには段階がある
- どんな方法でも借金から逃げ切ることはできない
- 頼れる人物がいるなら、頼る
- 本当に借金解決したいなら弁護士に無料相談する