債務整理に関するウソホント

1.債務整理する人って本当にいるの?

 2014年には約8万人が個人再生と自己破産しています。任意整理に至っては300~500万人が債務整理をしていると言われています。

2.借金から逃げれるの?

逃げ切れません。借金には5年と10年の時効が存在しますが、時効を待つのは現実的に考えるとほぼ不可能です。逃げることより債務整理を考えた方がよっぽど賢い選択です。

3.誰かにバレるの?

過払い金返還請求と任意整理は誰にもバレずにできます。個人再生と自己破産は同居する家族に内緒にすることは難しいですが、会社や同居していない親族などにはバレずにできます。

4.弁護士って信用できるの?

弁護士は法律の専門家で、借金問題は弁護士以外に解決することはできません。しかし、弁護士も人間ですので、中には悪意ある弁護士も存在しています。あなた自身が信用できる弁護士を選ぶ必要があります。

5.司法書士って安いの?

弁護士費用に比べると、司法書士費用の方が安い場合があります。ただし、司法書士に債務整理を依頼すると結果損をするので、メリットはゼロです。

6.法テラスってどうなの?

国が設立した法的トラブル解決の総合案内所ですが、債務整理を依頼するには不安があります。

7.無料で相談できるの?

債務整理を専門的に扱う法律事務所は相談無料です。相談が有料の法律事務所は、専門外か実力実績がない弁護士の場合が多い傾向にあります。

8.ローンや借り入れができなくなるの?

債務整理をするとブラックリストに載り、一定期間すべての借り入れはできなくなります。

9.ギャンブルが原因の借金でも大丈夫なの?

自己破産以外の債務整理は借金の理由を問いません。また、ギャンブルによる借金でも自己破産する方法はあります。

10.キャッシングリボ払いでも過払い金ってあるの?

キャッシングのリボ払いも借金です。グレーゾーン金利で借り入れていれば過払い金が発生しています。

11.戸籍に載って、選挙権がなくなるの?

債務整理と戸籍、住民票、選挙権などは全く関係ありません。ただの噂です。「自己破産すると結婚する時にバレる」というのもウソです。借金問題解決には正しい知識をつけることが第一歩です。

12.会社にバレるとクビになるの?

借金や債務整理を理由に会社をクビにすることは法律で禁止されています。仮に会社にバレたとしても肩身が狭い思いをするかもしれませんが問題ありません。ただし、自己破産の手続き中は資格制限を受けるので一部の職業に就けなくなります。

13.財産は全部なくなるの?

債務整理で財産が没収されるのは自己破産だけです。自己破産すると20万円を超える財産と99万円以下の現金以外処分されます。しかし、家電製品や生活用品などは処分されないので、すべての財産がなくなるわけではありません。

14.生活保護受給者は債務整理できないの?

生活保護費と借金返済に充てることはできません。よって、生活保護受給者は自己破産のみ可能です。

15.闇金は債務整理できないの?

闇金でも債務整理できます。ただし、闇金は違法なため通常の債務整理は通用しません。闇金問題専門の弁護士に依頼しなければ解決できません。