良い弁護士5つの法則

良い弁護士って何でしょう?探し方は?選び方は?

そう聞かれてすぐに的確に答えられる人は、ほとんどいないでしょう。

債務整理を依頼する弁護士選びは、あなたの今後の人生を左右する重要なこと。ここでは、良い弁護士の探し方と選び方、悪い弁護士の見分け方を解説します。

1.弁護士の探し方で注意するべき点

弁護士を探すにも何から始めれば良いのか?探し方だけでも4つの方法があります。

  • 知り合いの弁護士、もしくは知人に弁護士を紹介してもらう
  • 日弁連・弁護士会、法テラスで紹介してもらう
  • テレビCMなど広告で有名な法律相談所を探す
  • インターネットで弁護士や法律事務所を探す

知り合いの弁護士や知人の紹介であれば安全でしょうか?知り合いなら、あなたのことをよく知っているし、話しやすい。知人が間に入ってくれれば弁護士は手を抜けないし、もしかすると特別扱い(顧客で対応を変える弁護士はどうかと思いますが…)してくれるかもしれません。

ただし、その弁護士が債務整理の専門家であればの話になります。もしも離婚問題に強い弁護士だったら断れますか?さらに、途中であなたと弁護士の相性が合わないと気が付いても、弁護士を変更するのは難しいかもしれません。

日弁連・弁護士会や法テラスでも弁護士を探せますが、この方法は最終手段と考えてください。おすすめできない理由は「依頼者は弁護士を選べない」という点です。弁護士歴、実力、実績、専門性、人柄など、言葉が悪いですが当たりはずれがあります。

テレビCMなどで目にする有名な法律相談所はどうでしょうか?有名なら悪い対応はしてこないと想像がつきます。しかし、1本15秒のCM製作費は数千万円、1回の放映に200万円、新聞の1ページ全面広告は2~4,000万円と言われ、この広告費を負担するのは依頼者のあなたです。

人気のラーメン屋さんは宣伝しなくても口コミでお客さんが集まります。広告費を払えば大々的に宣伝して有名になれますが、有名だから美味しいラーメンを提供しているとは限らないのです。

インターネットで弁護士を検索する方法もあります。ネット検索は一番簡単に数多くの弁護士を探せる反面、良い弁護士を見分ける能力が必要不可欠になります。また、ネットの情報を鵜呑みにするのも大変危険です。信頼性の高いサイトを利用しなければなりません。

2.悪い弁護士の見分け方

え!?悪い弁護士なんているの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、弁護士もあなたと同じ人間です。間違いを起こすこともあるし、初めから悪意がある弁護士もいます。

そのそも本物の弁護士なのか?懲戒処分の過去はないか?確認してください。

日本弁護士連合会(日弁連)に登録され、懲戒処分の過去がない弁護士でもまだ安心できません。

どんなに頭が良くても人間性が低い弁護士はたくさんいるのですから。

3.法律事務所の見た目や場所で選んではいけない

  • 新築で立派な外観の法律事務所
  • 都市中心部の巨大ビル内の法律事務所
  • 綺麗だけど古い建物の法律事務所

やっぱり相談するなら、新しくて立派な建物や駅から近い方が良さそう。しかし、ちょっと待ってください。

例えば、アパートを借りるとき立地や築年数で家賃がぜんぜん違いますよね?法律事務所が新築なら毎月の支払いが、都心のビルなら高い賃料が発生しているかもしれません。これらの経費は、広告費と同様に回りまわってあなたが負担することになります。

伸びたTシャツ姿か、バリッとしたスーツ姿かで、中身は同じ人でも印象がまったく変わりますよね。ただし、建物が古い法律事務所を探すということではありません。腕や評判が悪く、仕事がないから事務所を建て替えられないだけかもしれません…

また、日弁連は弁護士と依頼者の面談を義務化しています。しかし「それなら家から近いほうが…」と場所で選ぶのは大間違い。顧客第一に考えている弁護士の中には、全国どこでも出張してくれる法律事務所もあります。

あくまで弁護士選ぶときは法律事務所の見た目や場所で選んではいけません。事務所内で働く、弁護士本人と事務員をよく観察してください。

4.良い弁護士の選び方5つ

あなたが借金問題を解決する際にどんな弁護士に依頼するべきか、良い弁護士の具体的な選び方を5つ解説します。

4-1.借金問題の専門性

あなたは風邪をひいたときに歯医者さんに行きますか?もちろん、内科に行きますよね。おバカな質問ですみません。

でも、弁護士も一緒なんです。お医者さんに専門があるように、弁護士にも離婚問題専門や刑事事件専門などがあるのです。

そして、債務整理を専門に扱う弁護士もいます。法律の専門家である弁護士の中でも、借金問題の専門家に相談する必要があります。

4-2.弁護士個人の債務整理の実績

どんなに債務整理が専門だと言っている弁護士でも、実績がないと話になりません。新人の医者より、経験豊富なベテランの医者の方が腕がいいのは確かです。

ただ勘違いしてほしくないのは、何十年も長い間やっていればいいのではありません。考えてみてください、「地方の田舎で細々とやっている弁護士」と「全国対応でバリバリやってる弁護士」を…

日本でトップクラスの弁護士は、全国から相談が寄せられ数万件の解決実績があります。地方の弁護士とはケタ違いの数字です。弁護士歴と経験値は比例しないのです。

また、大手法律事務所では大々的に実績を公開していますが、その法律事務所に何人弁護士が在籍してるの?という問題もあります。

「実績10万件」といっても弁護士が100人いれば、1人あたり平均たったの1,000件です。もしくは、1人の弁護士で実績10万件、残りの99人は実績ゼロかもしれません。数字のトリックに惑わされてはいけませんね。

あなたの債務整理は、法律事務所ではなく弁護士個人に依頼するのです。

4-3.高い交渉力

弁護士は法律の専門家です。法律を駆使して借金問題を解決に導いてくれるのです。しかし、法律がわかれば債務整理できるとは言い切れません。

なぜなら、債務整理の方法である「過払い金返還請求」「任意整理」は貸金業者と弁護士が直接交渉するからです。あなたにどれだけ有利な条件で、貸金業者を納得させることができるかがポイントになるのです。

また、裁判所に申し立てをする「個人再生」「自己破産」も同じことです。あなたの主張を代わりに裁判官に伝えてくれるのは弁護士です。裁判官の心に響く交渉力が必要なのです。

実際に「本来取り戻せるはずの過払い金が減った」「借金の減額幅が少なかった」などの交渉力がない弁護士に依頼してしまい失敗した事例も報告されています。

4-4.納得できる弁護士費用

スーパーの安売り品は、なぜ安いと思いますか?

答えは、売れ残りだからです。

弁護士にも売れない弁護士がいるのです。実力が無ければもちろん仕事がきません。そうなると、弁護士費用を安く設定するか法テラスで仕事をもらうしかないんです。

さらに、弁護士報酬金の上限は日弁連の規定で定められています。ブラックジャックやゴルゴ13のような、完璧な腕前の弁護士がいたとしても法外な請求をされることは一切ありません。

また、実績、交渉力がある弁護士に依頼すれば借金の大幅減額に成功するので、結果的に安くすみます。

良い弁護士は明朗会計です。費用について、初めての無料相談でわかりやすく、クリーンに説明してくれます。

4-5.顧客満足度(あなたの満足度)

ここまでの項目をクリアした弁護士でも、まだ「良い弁護士」ではありません。むしろ、この項目が一番重要です。

顧客満足度とは、お客様の満足度です。つまり、あなたが債務整理を依頼して「良かった」「満足した」と、どれだけ感じるかです。

顧客満足度は人それぞれ感じ方が違います。横柄な態度の弁護士でも借金をどこよりも減額できたら満足という人もいるだろうし、多少高くついても親身になって話を聞いてくれる弁護士に満足する人もいます。

良い弁護士は、あなたの立場に立って考え、心のケア、お金、時間、安心、信頼、機密、サービス、アフターフォローなど様々な面であなたに最高の利益をもたらす行動をしてくれます。

5.当サイト債務整理依頼者数ランキングをご紹介

  1. 弁護士法人東京ロータス法律事務所
  2. 弁護士法人サンク総合法律事務所
  3. 弁護士法人サルート法律事務所
  4. リヴラ総合法律事務所
  5. デュエル法律事務所 闇金対応

6.まとめ

良い弁護士を選ぶのはあなたであり、その結果についてはあなたが責任を負わなければなりません。

日本には37,680人(2016年3月31日時点)の弁護士がいます。あなたは自分の大切な未来をどんな弁護士にゆだねますか?

弁護士選びは、あなた自身が決めなくてはなりません。