あなたは今、「借金のことは家族や会社にばれたくない」「返しても返しても減らない借金のために働く毎日」と悩んでいませんか?
その理由はとても簡単で、利息ばかり払わされ一向に借金が減らないからです。このまま苦しい返済を真面目に続けたとしても完済まで気が遠くなる思いでしょう。
実際に、任意整理をすることで月の返済が12万円から4万円に、最終的な支払い総額は約150万円減額された成功事例があります。
ここでは、月々の返済を生活に支障がない範囲に減額し、あなたの借金完済の手助けとなる任意整理について簡単に分かりやすく解説しています。読み終えるころには、あなたの借金問題解決の糸口が見えてくることでしょう。
1.債務整理と任意整理の違い
任意整理とは、債務整理の方法のひとつで、最も多くの人が利用している借金整理の手段です。裁判所を通さずに債務者と債権者の合意で行う手続きで、家族や会社にばれることもありません。
つまり「お金を借りた人」と「貸金業者」が話し合い、借金問題の解決を目指します。注意したいのは両者の合意がないと任意整理できないので、交渉力が高い経験豊富な専門家が必要になります。任意整理を自分でやるのは現実的ではありません。
具体的な交渉内容は、将来利息(これから支払っていく分の利息分)を無くし、返済期間3~5年で残りの借金を返す方向で進めること多いようです。借金そのものは減額されませんが、利息が無くなることで毎月の返済負担を大幅に減らすことができます。
また、裁判所を通さないため、比較的手続きが簡単で早期解決、費用も安く抑えることができるというメリットがあります。
メリット | デメリット |
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『過払い金返還請求』『任意整理』『個人再生(民事再生)』『自己破産』
2.任意整理のメリット
任意整理には主に7つのメリットがあります。
- すぐに借金の取り立てと返済がストップ
- 家族や会社にばれない
- 利息の引き直し計算
- 任意整理をする相手を選べる
- 将来利息が免除される
- 手続きが簡単、短期間で解決
- ギャンブルの借金でもOK
重要な点なので一つひとつ解説します。
2-1.すぐに借金の取り立てと返済がストップ
任意整理を弁護士に依頼すると「あなたの代わりに弁護士が債務整理を行う」という内容が書かれた受任通知が送られます。これにより貸金業者は、あなたに対して借金の取り立てを法律で禁止され、月々の返済もストップします。
和解が成立するまでの一時的なものですが、催促の電話や返済日が近づくにつれ大きくなる不安から解消され、精神的にかなり気が楽になることでしょう。
2―2.家族や会社にバレない
任意整理は弁護士と貸金業者の話し合いで借金問題を解決します。そこには、勤務先や家族は無関係で連絡が行くことはありません。
したがって、任意整理の必要書類を発見されたり、あなたと弁護士のやり取りを誰かに知られない限りバレることはありません。
事前に弁護士へその旨を伝えておくと電話や郵便の際に配慮してくれるので安心です。もしも会社にバレたとしても、任意整理したことを理由に解雇することは労働法で禁止されています。
2―3.利息の引き直し計算
過去に高金利でお金を借りていた場合、本来の正しい金利で計算し直します。任意整理をする前に過払い金返還請求をするようなものと考えてください。
取り戻した過払い金は借金の返済に当てられ、残った借金を返済していきます。
借金300万円 – 過払い金80万円 = 残額220万円を返済
2-4.任意整理をする相手を選べる
任意整理は選んだ相手にだけ借金整理をすることができます。そのため、守りたい財産を残すことができます。
例えば、車やクレジットカードが没収されては困るという人は、車のローンとクレジットカードの返済はそのまま続け、残りの貸金業者に対し任意整理をすることがてきます。
相手を選べない個人再生や自己破産は全ての借金が対象になり、「お世話になった知人からの借金だけは必ず返済したい」と考えても例外は認められません。
2―5.将来利息が免除される
任意整理すると、これから支払っていく分の利息(将来利息)を支払わなくて良くなります。その後、返済期間3~5年で残りの借金を返します。
借金そのものは減額されない任意整理ですが、将来利息のカットは毎月の返済額を大幅に減らし、完済時の総支払い額に大きな差がでてきます。
2-6.手続きが簡単、短期間で解決
任意整理の手続きは、裁判所を通さず貸金業者の合意さえあれば成立します。そのため、個人再生や自己破産に比べ準備書類も少なく、短期間で和解に至るケースがほとんどです。
任意整理をする相手にもよりますが約3ヶ月、長くても約6ヶ月で解決できるでしょう。
2―7.ギャンブルの借金でもOK
任意整理は借金理由を問われることがありませんので、どんな原因で作った借金だとしても借金整理できます。※ギャンブル、投資、遊興費による借金は自己破産では認めらていません。
- ギャンブル:パチンコ、パチスロ、競馬、競輪など
- 投資:株取引、FX(外国為替証拠金取引)など
- 遊興費:趣味や遊びに使われたお金
3.任意整理のデメリット
任意整理のデメリットは主に3つです。
- 相手が合意が必要
- 任意整理で借金そのものは減額されない
- 任意整理で信用情報機関に登録される
こちらも一つひとつ解説します。
3-1.相手の合意が必要
任意整理は、「お金を借りた人(弁護士)」と「貸金業者」が話し合い、和解することで成立します。つまり、相手を納得させなければ成立しません。
ごく稀ですが、資金力が弱い貸金業者は自分たちに有利になるよう話を進めるケースもあるようです。そのためにも確かな実績と高い交渉力がある弁護士に依頼することが絶対条件となります。
3-2.任意整理で借金そのものは減額されない
任意整理は借金元本(借りた金額)そのものは減額されることはありません。借金の残りが100万円なら、任意整理をしても100万円は返済することになります。
そのかわり「将来利息のカット」と「引き直し計算」で最終的に支払う総額は大幅に減ります。個人再生や自己破産と違い、財産を守れるなどのメリットが多いので返済能力があるのなら任意整理が得策です。
3-3.任意整理で信用情報機関に登録される
任意整理をすると、信用情報機関に「あなたが任意整理をした」という信用情報が5年間登録されます。一般的にこのことを「ブラックリストに載る」といいます。
この信用情報はすべての貸金業者(金融機関)で共有され、キャッシングなど任意整理後の借り入れができなくなり、新規住宅ローン審査も通りません。
任意整理の和解が成立した日から5年経てば情報は削除され、クレジットカードの作成や住宅ローンなど借入が可能となります。完済後から5年と記載しているサイトを見かけますが間違えです。和解成立から5年です。
ということは任意整理中の借入れ、つまり和解成立後の返済途中の借入れは出来ません。地獄の苦しみを知るあなたなら借金を繰り返さないためのブレーキだと思えば乗り越えられるでしょう。
- 消費者金融や金融機関でキャッシングなどお金の借り入れはできない
- 新規でクレジットカード作成ができない
- 住宅ローンや自動車ローンを組めなくなる
4.任意整理手続きの和解までの期間
弁護士へ任意整理依頼して和解するまでの期間は、通常約3ヶ月、長くても半年程度です。依頼から和解までの期間は借金の取り立てと返済はストップしているので、気持ちを落ち着けて借金整理に集中できます。
5.任意整理の弁護士費用の相場と選び方
任意整理は裁判所を通さないため、個人再生や自己破産に比べ安い費用行えます。相場は、任意整理をする相手1社あたり3~6万円+減額(過払い金)報酬10%程度です。
3万円~6万円 x 5社 + 減額報酬5万円 = 弁護士費用20~35万円
借金の返済に困っているあなたにとって任意整理費用が払えないと思われるでしょうが、ほとんどの弁護士事務所は分割払いに応じてくれるので安心してください。
一般的に任意整理の弁護士費用には、着手金、成功報酬、減額報酬が含まれ、着手金と成功報酬は1社あたりいくら、減額報酬は借金元本が減った額の何%という形が多いようです。
たまに見かけるのが、着手金と成功報酬が相場の半額程度で、減額報酬は相場の2倍の20%の司法書士です。この場合、過払い金が多いと最終的に費用が高くなるので注意してください。
当サイトでは、初回相談無料の弁護士事務所しか紹介していません。必ず無料相談のときに料金形態を確認し、納得した上で依頼してください。
着手金 | 任意整理を依頼するためのお金です。結果の成功失敗に関係がないので、もしも失敗したり、弁護士を途中で解任しても戻ってきません。一社あたりいくら。 |
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成功報酬 | 任意整理が成功した際に支払うお金です。一社あたりいくら。 |
減額報酬 | 利息の引き直し計算で減額に対して支払うお金です。減額された借金の何% |
6.任意整理で失敗しない最低条件
任意整理を成功させるには今すぐ債務整理に強い弁護士に相談することが最善の近道です。同じ医者でも、内科、歯科、小児科で得意とする分野が違うように弁護士にも債務整理に得意不得意があります。
今こうしている間も利息が増え続け、返済日が近づいてきています。明るい生活を取り戻すために債務整理がどれだけの大きな効果をもたらし、重要で意味があることなのか、おわかり頂けたと思います。
注意したいのは、弁護士なら誰でも良いというわけではありません。借金の減額には高い交渉力が不可欠で、実力が無い弁護士に依頼すると借金減額は少なくなり、結果的に失敗(大きく損)に終わります。
- 地元のヒマな弁護士
- 全国対応で最前線で戦っている弁護士
- 離婚問題が得意な弁護士
- 債務整理に強い弁護士
あなたは誰に頼みますか?…失敗したくなければ答えは簡単ですね
借金問題を何件も解決した実績があり、交渉力が高い弁護士に依頼することが絶対に必要な条件です。
7.無料相談から借金解決までの流れ
8.まとめ
- 今すぐに行動を起こすこと
- 任意整理は、個人再生や自己破産と比べリスクが少ない
- 任意整理は、借金そのものは減額されないが、将来利息が無くなる
- 任意整理をする相手を選べ、成立するには相手の合意が必要
- 任意整理後はブラックリストに載り、5年間ローンなど組めない
任意整理は借金そのものを減額したり、ゼロにするものではありません。あくまでしっかりと完済するための手続きです。ここまで読み進めたあなたなら、これからやるべきことは分かるはずです。
もしあなたが「月々の返済額がもう少し減ってくれれば、しっかり返せるのに」と考えているのなら、あとは信頼できる弁護士へ依頼するだけです。とても簡単ですね。それだけであなたの人生は180度良い方向へ動き出します。
近い将来あなたは必ず借金を完済し、今が懐かしく感じるほど借金地獄とは無縁の素晴らしい生活を送っていることでしょう。