「借金契約書がなくても債務整理できる?」
「取引明細書は捨てちゃった…」
そう思って、債務整理に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。債務整理の無料相談の段階では、必要書類は少ないのです。しかし、多くの書類を準備できれば、その分相談もスムーズに行うことができます。
限りある無料相談の時間を有効に使うために準備しておきたい必要書類などを解説します。
1.無料相談で必要な書類など
1-1.身分証明書
本人確認のため必ず必要です。運転免許証、健康保険証、パスポートなど氏名や住所がわかるものを準備してください。
1-2.債権者一覧表
「どの貸金業者から、いくら借り入れて、いくら返済したか」をあなたがわかる範囲でまとめて一覧表を作成してください。
1-3.クレジットカード・キャッシュカード
あなたが持っているすべてのクレジットカードとキャッシュカードを準備してください。
1-4.印鑑
債務整理を弁護士に依頼する際に必要になります。シャチハタ(朱肉がいらないスタンプハンコ)でなければ認印でも大丈夫ですが、夫婦で依頼するなら2種類必要です。
2.無料相談でなるべく準備したい書類など
2-1.借金契約書・取引明細書
すべて残している人は少ないでしょうが、手元にある分だけでも準備してください。請求書や領収書、受領書でも構いません。
2-2.収入証明書
収入証明書は、給与明細書や源泉徴収票です。収入に応じて、あなたに最適な債務整理の方法を選ぶことがあります。
2-3.預金通帳
預貯金はあなたの財産になります。預金通帳も債務整理の方法を検討する材料になります。
2-4.財産に関する書類
不動産の登記簿謄本、解約返戻金がある生命保険証書、退職金が証明できる勤務先の就業規則など
2-5.闇金から借り入れている場合
契約書や明細書があればもちろんのこと、取引の状況を出来る限り事細かにまとめた書類を準備してください。嫌がらせや恫喝など、闇金の違法性を暴くためにどんなに小さな情報でも役に立ちます。
3.まとめ
債務整理には、ひとつとして同じ案件は存在しません。1,000件の依頼があれば、1,000通りの解決方法があります。弁護士は借金問題を解決するプロフェッショナルですが、初対面のあなたのことをまだ何も知りません。
そのため、あなたにどれだけの借金や収入、財産があって、どんな状況で、どんな問題を抱えているのかを把握しなければなりません。もしも、情報不足だったり、間違った情報を伝えてしまうと、あなたに最善の提案ができないばかりか失敗もあり得ます。
弁護士には守秘義務があるので誰かにバレる心配はいりません。ほんの些細な情報でも構わないので、あなたが包み隠さずすべてを伝えることが成功への近道なのです。